父のことを書いてみようかな



父は母の2歳年上の77歳

62歳の5月 くも膜下出血のため倒れた

救急搬送され手術をしたけど2か月意識が戻りませんでした



母は毎日病院に通い

話しかけながら手足をマッサージをしてました


子供たちは娘が2年生息子が幼稚園年長の時

がんばれ~ おじいちゃ~ん

という音声を録音して枕元で流したり



私も行けるときは通い 土日は家族で泊りがけで行き

父の回復を願ってました



最初の頃は意識は戻っても ぼ~っとして 意識が戻ってるのかわからないくらい

前頭葉をやられたので 意欲 自発的行動 の部分がやられてしまってました



人格者のような父でした

穏かで厳しくてやさしくて 尊敬する父でした


なんとか札幌のリハビリ病院に転院した時も毎日母は休むことなく病院に通いました

しかも1日中そばにいました



まだ小さかった子供たちはすっかり変わってしまったおじいちゃんに

それまでと変わらず話しかけ 寄り添っていました



リハビリのため転院を2回して1年後

やっと退院して家に帰って来ることができました



自発的意欲がないとリハビリは受け入れてもらえないのですが

なんとかどうにか受け入れてもらい

父も母もがんばりました




写真にうつる父の前頭葉は真っ黒で

もう 意識が戻っても ほぼ植物状態か

性格が変わってしまってしまうと言われていたけど



今では ニコニコ 穏かで 

信じられないほどの復活を果たしました


お医者様も驚くほどです





そうは言っても


高次脳機能障害があり 

やることをほどこさないとあらゆることができません




何でもできる器用で 嫌な顔せず人のために動く

おおらかな性格の本当にすばらしい父でした



神様はそんな父の穏かでおおらかな性格を残してくれました


私たちはその父の穏かさに救われ

大変だった1年もの入院生活を乗り越えることが出来たのです




あれから15年

毎朝家の周りをお散歩したり

ご飯もおいしそうに食べます



ほとんど何も出来なくなってしまったけど

私にとっても子供たちにとっても

今でも尊敬する父 おじいちゃんであります


そして ずっと父を支えている母も本当に尊敬しています



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                           これは4月9日の夕焼け







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